【バス釣り】季節(時期)戦略【春・夏・秋・冬】ルアー・釣り方、パターン、居る場所(居場所)、人気おすすめ【ランキング】

季節毎にバスをどのように釣れば良いか分からないという人も多いのではないでしょうか。今回は、季節毎のバスがどのような行動をし、どんなルアーに反応しやすいか、バスの生態をご紹介しながらその攻略法をご紹介させて頂きます。


春(3月・4月・5月)

1年で最も良型、数釣りができるのがこの季節です。バスは4月後半(GWあたり)~6月程度まで産卵(以下スポーニング)します。バスにとってこのスポーニングは、一大イベントで、スポーニング前にはスポーニングに備え荒食いをします。産卵は大型の個体からはじまり、その後、中型、小型の個体に移行していきます。大型のバスは体力があるため、冬の終わり頃からスポーニングエリア近くに越冬したディープから上がってきて捕食します。スポーニングのピークは、4月後半(GW)の大潮です。このスポーニングの前まで荒食いをするためバスが釣れやすくなります。他の魚でも同じですが、産卵前はどの魚も荒食いするため釣れやすくなります。私が通っているリザーバーでは、スポーニングは2月後半くらいからはじまっています。これは、バスが産卵するネストを何度も目撃したことがあるからです。しかもその場所は水温がかなり冷たい上流域でその時は目を疑いましたが何年も同じ光景を見たことがあるので事実です。一説によると大型のバスは1年に何度もスポーニングする場合があるとも言われています。スポーニング前のバスは食欲旺盛で概ねどんなルアーでも食います。ボトム~中層を泳ぐルアーに特に良く反応します。バイトはボトム~中層で泳いできたルアーを岸際寸前まで追ってきてバイトするような食い方が多くなります。一般的には、クランクベイト、シャッド系ルアー等が推奨されています。私の場合は、通っているフィールドに水生植物が多いため、根掛を回避するため大きめのシャッドテール、ストレートワームをスイミングさせて広範囲を探ります。根掛かり無く水生植物を抜けてくるとバイトします。この様に春は、バスが荒食いをするため、比較的早い波動の強いものに反応します。春も終わりに近づくとバスのスポーニングも終わります。スポーニング中のバスは餌を食べません。産卵後数週間経過すると再び捕食をはじめます。一般的に、スポーニング前をプリスポーン、スポーニング中をミッドスポーン、スポーニング後をアフタースポーンと言います。


3月

3月は越冬を終えたバスが動きはじめる時期です。この時期の水温はまだ1桁ですが、越冬が終わるのは体力のあるデカバスからです。スポーニング(産卵)のピークは、概ねGWの大潮になります。スポーニング(産卵)前には、オスがスポーニングベッド(産卵巣)を作りメスを待ちます。デカバスは、そのフィールドで最も良い場所を一番初めに陣取ります。この期間が1週間程度あります。その1ヵ月~1ヵ月半前頃から活発に餌を捕食しはじめます。スポーニング(産卵)する時は、オスもメスも数週間餌を食べることができないため、スポーニング(産卵)前に餌を大量に捕食し、スポーニング(産卵)のための体力を蓄えます。スポーニング(産卵)のピークから1週間のペアリング期間、活発に捕食する期間が1ヵ月程度と仮定すると3月中旬頃からデカバスが釣れる可能性が高くなります。


4月

4月は、気温が20℃を超える日も増え、遅れていた水温も徐々にあがりはじめます。体力のあるバスは、朝、夕、浅場に現れ活発に捕食をはじめます。浅場に現れるバスは、体力のある大型の個体、産卵に絡む個体がほとんどです。一年で最も大型のバスが釣れる時期です。4月の後半からはじまるため、バスも荒食いをします。急激に行動が活発になる境目です。先週まで一切釣れなかったのに、いきなり爆釣という場合もあります。


5月

5月のバスはスポーニングする大型のバス、スポーニングしない小型のバス、スポーニングするバスは、産卵前のプリスポーン、産卵中のミッドスポーン、産卵後のアフタースポーンと大きく3種類分けることができます。バスのコンデションを把握し釣り方を合わせる事が釣果を伸ばすポイントになります。

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スポーニングについて


夏(6月・7月・8月)

スポーニングが終わると、徐々に早い動きにも追従して捕食するようになります。自分が通うフィールドのスポーニングの状況を見ながら戦略をたて、まだ、スポーニングから回復してるバスが少ない(ルアーに反応が渋い)と思ったらスローなルアーを使い、回復したバスが多い場合は、夏と同じようなルアーを使い釣ります。アフタースポーン以降、トップウォーター等表層系のルアーにも反応が良くなります。一年を通して、最も色々なルアーで釣れる時期です。7月、8月になると高水温になりバスの適正水温より高くなります。この時期は、バスは低水温域を目指し移動します。高水温域でもシェード、ディープに身を隠して捕食します。朝マズ目、夕マズ目の様にバスがシェードから出て捕食する時間以外は、ディープ、シェードを中心に狙う戦略が必要です。この時期は夜も良く釣れます。


6月

5月に産卵を終えたバスが、水温の上昇と共に高活性になりはじめる時期です。表層を意識し捕食をはじめるのもこの季節です。一般的にはアフタースポーンと呼ばれる時期です。産卵を終えたシャローフラット周辺のシャローは有望ポイントになります。季節が進行すると、徐々にシャーローから離れていく傾向があります。バスがシャローから離れはじめる季節とも言えます。


7月

7月のバス釣りでは、バスは良好な条件のポイントに集まりやすくなります。特に晴れた風のない日は、日中にシェードやブッシュ、増水後のインレットなどにバスが集まる可能性が高まります。この時期のキーとなるのは、水温の変化を意識することです。適温と高温の間で変動するこの時期、バスの行動は小さな変化にも敏感に反応します。例えば、雨が降るとシャローな場所や岸辺に移動するバスや、突然ルアーへの反応を停止するバスなど、日々の天候を確認することが重要です。そのため、1週間の天気を記憶し、それに基づいてバスの行動を予測することが攻略のポイントとなります。7月上旬はまだ6月の状態を引き継いでおり、急激な気温の上昇がなければ6月のような行動をします。しかし、晴れが続き始めると、バスはオープンエリアから消えてブッシュやストラクチャーのシェードになる中層に移動します。7月下旬になると、水温が大幅に上昇し、バスは水温の安定した場所へ移動します。特に流れの効いた場所、例えばインレット、アウトレット、川のアウトサイドなどが好ポイントとなります。バスはまだ夏バテしておらず、ディープでじっとしているよりも餌を追い求めて活動的になります。流れの効いた場所は溶存酸素量が多く、ベイトフィッシュが集まるため、バスにとっては理想的な場所となります。


8月

水温が1年で最も高い8月、バスは相対的に水温が低い場所に集中します。リザーバーであれば水が常時流れ込むバックウォーター、河川の流れ込み、ディープ等が有望ポイントになります。これら平均的に水温が低い場所で、更に日陰になっているシェード等は有望ポイントです。霞ケ浦、琵琶湖の様な大規模フィールドでは流入河川にもバスが入ります。


秋(9月・10月・11月)

夏が終わり、徐々に水温が低下しはじめるとバスはフィールド全体に散ります。この時期は、食い気はあるものの、バスを見つけることができないと釣れないこともあります。一方、一度、バスが居るエリアを見つけることができれば爆釣したりします。ただ、バスが全域に散るため、地合いも長く続かない傾向があります。なので、1年を通して実績の高かったポイントでバスの回遊を待つというのも一つの戦略です。この時期も夏同様、あらゆるルアーに反応します。


9月

9月上旬はまだ暑く、サマーパターンが有効になります。カバー周りや水通しの良いエリア、上流域がおすすめです。トップウォーターやノーシンカーリグが効果的です。バスは流れの効いた場所やシェードを意識してエサを待ち構えています。雨が降ることによりバスは活性を取り戻し、エサを積極的に捕食し始めます。中旬以降は秋らしくなり、放射冷却により朝晩は気温が下がります。台風や長雨により水温が下がるタイミングが訪れます。水の中はサマーパターンから解放され釣りやすい状況になります。下旬は、涼しい日が増え、フィールド全体の水温がほとんど変わらなくなる。バスの活性は高くなり、大きな個体はストラクチャーや流れの効いた場所から移動します。メインベイトは栄養のある魚系が多く。小さい個体は岸際に居つき、動きの鈍い虫などを求めることが多くなります。


10月

10月のブラックバスは水温の低下により活性が上がり、広範囲に散らばって餌を捕食します。したがって、従来のシェイドやカバーに依存しないブラックバスの存在が増えます。そのため、カバーを狙う釣りでは反応が少ないことがよくあります。秋のブラックバスはベイトフィッシュを追いかけて餌を捕らえる傾向がありますので、ベイトフィッシュの存在を常に確認することが重要です。


11月

高活性で水温の低いバックウォータ等で捕食していたバスも徐々に場所を移動しはじめます。体力の無い小さい個体は、徐々に釣れにくくなります。一方で体力のある個体は、この時期でも問題なく釣ることができます。数は徐々に釣れなくなりますが、釣れれば大型の個体になります。この時期は、水温の急激な低下でターンオーバーが起きることがあります。ターンオーバーが起きると著しく活性が落ち、酸素量の多い水通しの良い場所にバスが移動します。


冬(12月月・1月・2月)

11月も後半になると水温も低下し、バスの活性も極端に悪くなります。釣れないわけではありませんが、釣れる地合いが極端に短くなる感じです。また、朝は冷え込みが厳しくなるため、夕マズ目の数十分程度に地合いが良くなる感じです。但し、この時期に釣れるバスは低水温でも餌を追って食べてる体力のある個体なので、型は良く太ってます。1月~2月の後半くらいまで、バスも本格的な越冬にはいるため釣りにくくなります。


12月

バスは、温度変化に非常に敏感な変温動物です。秋には水温の低下とともに荒食いをします。これは冬の厳しさに備えるためと考えられます。バスの最も活発な適水温は18~26℃です。10℃以下になると新陳代謝が低下し食いが悪くなります。


1月

1月になると水温は1桁台になり、場所によっては5℃を下回ります。バスは、水温が5℃以下になると、口元を通り過ぎるエサしか捕食しません。生きるために最低限まで代謝を落とし、エサを追って食うことがなくなります。


2月

秋からバスは安定した水温を求めてディープな場所に移動します。これは、水面が冷やされても湖底に到達するまで時間がかかるためです。インレットにいるバスは、水深がある下流へと移動し、冬場は特定の深さ(例えば20m)にたまります。2月の最低気温を過ぎると、これらのバスはシャローに上がり始めますが、その場所は日光、湖流、風向き、暖かい雨など様々な要因によって変わります。ディープにいるバスの多くとシャローに上がるバスの少なさから、2月の釣りは特に難しいとされています。




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まとめ

いかがでしたか。今回は、1年間のバスの生態と季節ごとの攻略法についてまとめてみました。バスの生態に合わせて、自分が通うフィールドで戦略を立て見ると面白いかもしれません。