【ブラックバスを食べる】注意点、寄生虫、美味しく食べるレシピ【まとめ】

バスは食べられる

淡水で生息する魚類は一般的に臭みが強いというイメージがあります。しかし、淡水魚の中には、清流で育つ種類も存在し、あまり臭みを感じることはありません。その一例として、アユやイワナなどが挙げられます。一方で、ブラックバスは川や沼などの濁った水域を好んで生息する傾向があり、その独特の臭いが特徴となっています。この強い臭みが、ブラックバスが食べ物として好まれない主要な理由の一つとされています。

ブラックバスはアメリカで一般的な食材

一般的にはあまり評判の良くないブラックバスですが、適切な下処理を施すことで、美味く食べる事が可能です。北米から日本に持ち込まれた理由は食用として食べるためです。アメリカでは一般的に食べられてる魚です。その身は淡白であっさりとした味わいを持っており、様々な料理に適しています。ブラックバスの味に不安を感じる場合でも、濃い味付けの料理にするころで、美味しく食べる事が可能です。

寄生虫

ブラックバスには寄生虫が潜んでいる可能性があります。ブラックバスに潜む有名な寄生虫の一つが顎口虫（がっこうちゅう）です。この寄生虫はブラックバスの他にも、コイ、フナ、ドジョウなどの淡水魚に寄生しています。人間への影響として、顎口虫に寄生された魚を摂取することで、寄生虫症の一種である顎口虫症を引き起こす可能性があります。顎口虫症の症状は、皮膚のかゆみや腫れが一般的で、薬剤の投与によって顎口虫を体外に排出します。顎口虫症は一般的には軽度の症状であり、重篤なものではないと思われがちですが、顎口虫は人間の体内を自由に移動する能力を持っています。そのため、目や脳内に寄生することがあるため、薬物治療や手術が難しくなる場合もあります。ブラックバスを食べる際には、十分な加熱処理や下処理を行い、寄生虫の感染リスクを最小限に抑えることが大切です。

顎口虫

顎口虫は高温処理に弱いため、ブラックバスを調理する際には必ず加熱することが大切です。酢をかけたり冷凍しただけでは顎口虫が死滅しないため、火を通すことが感染予防策の最も確実な方法です。ブラックバスは焼き魚や唐揚げなどの加熱調理に適した白身魚です。ブラックバスを安全かつ美味しく楽しむために、生食は避けましょう。ブラックバスを美味しく料理するためには、さばく前の下ごしらえが非常に重要です。この過程で臭みを適切に取り除くことが、後の風味に大きな影響を与えます。

下ごしらえ

ブラックバスは濁った水域に生息しており、体に泥が付着していることが臭みの原因とされています。したがって、臭みが気になる場合は、まず清潔な水にブラックバスを浸け、泥をしっかり洗い流すことから始めましょう。

さばき方

下ごしらえが済んだら、さばき作業に進みましょう。ブラックバスの強烈な臭みの主な原因は、腹部の浮袋の付け根にある脂肪の塊です。従って、特にこの部分を注意して取り除くことが重要です。

レシピ

フィッシュ&チップス

ブラックバスのフィッシュアンドチップスは、淡白な白身魚のブラックバスを油で揚げて調理する料理です。

・ブラックバスの切り身を、水で溶かした小麦粉にくぐらせます。小麦粉はドロッとしたくらいが目安です。
・180度の油で揚げ、同時にジャガイモも揚げてください。
・ケチャップ、マヨネーズ、スイートチリソースなど、お好みのソースにつけて召し上がってください。事前に塩を振ると、味が引き締まります。

天丼

ブラックバスの天丼は、ブラックバスを油で揚げ、サクサクの衣に甘辛いタレをかけた料理です。

・切り身と野菜を、水で溶かした天ぷら粉にくぐらせます。天ぷら粉は少し玉になる程度がサクサクに仕上がります。
・180度の油で切り身と野菜を揚げてください。
・ご飯に盛りつけ、自家製のタレをかけて完成です。タレは酒、みりん、醤油、砂糖を煮詰めることで簡単に作れます。

南蛮漬け

ブラックバスの南蛮漬けは、野菜と一緒に南蛮ダレで漬け込んだ料理です。

・野菜を切り、酒、みりん、醤油、砂糖、酢などの南蛮ダレを作り、野菜を漬け込みます。
・ブラックバスの切り身に片栗粉をまぶして、180度の油で揚げます。
・揚げたブラックバスを南蛮ダレに漬け込んでください。
・タッパーや容器に移し、冷蔵庫で冷やすと味がよく染み込みます。一晩寝かせると美味しさが増します。

一夜干し

ブラックバスの一夜干しは、皮をつけたまま干す料理で、淡白な味わいが楽しめます。以下がその作り方です：

・ブラックバスを開き、海水程度の塩水に約1時間ほど漬けます。
・水分をしっかり取り、干し網で一夜干しにします。
・グリルで焼き、追加の塩や醤油をかけても美味しくいただけます。

バター醤油ソテー

ブラックバスのバター醤油ソテーは、ブラックバスの切り身を皮ごとフライパンで焼いて調理した料理です。以下がその作り方です：

・ブラックバスの切り身に塩を振り、180度の油で揚げてください。
・皮ごとフライパンで焼き、バター醤油で絡めます。

まとめ

いかがでしたか。今回はブラックバスを食べる方法、注意点等をまとめてみました。