【河川】【スモールマウスバス】【タックル(ロッド・リール・ライン)】


河川のスモールマウスバスの特徴

川スモールマウスは、「カレント(流れ)」と「ハードカバー」の場所でよく釣れる魚です。特に強い流れの中でも釣れることがあり、流れの影響を強く受ける特徴があります。低水温を好むため、冷たい流れの中にいることが多い一方、寒い冬でも流れの底や岩裏、シャローな場所にいることがあります。また、川底の岩やゴロタ石、テトラポッドなどのハードカバーも好む場所で、これらの場所でのエサを狙っています。


川スモールは引きが強い

川スモールは引きが強いと言われる魚で、サイズが10㎝大きなラージマウスバスと比較されることもあります。瞬発的な力に関してはラージマウスの方が上だという感覚を抱く人も多いと思います。一方で、川スモールの特徴は瞬発的な力よりも、持続的に強い力を出し続けること。特に夏から秋にかけての引きは非常に強く、水面からボトムへの動きや左右へのロングランが印象的です。また、ハードカバーのある強い流れの中での釣りでは、ラインブレイクのリスクが高まるため、強いタックルと丈夫なラインが必要です。


捕食が下手

川スモールの捕食に関する特徴として、遠距離からエサやルアーに対してアタックする傾向があります。これはスモールマウスの高い遊泳力を活かした捕食スタイルです。このためか捕食し損ねる場面もあり、口が小さいため、啄むようなバイトが多く、ワームなどを一瞬咥えてすぐに吐き出すこともあります。このような特徴から、使用するルアーは小型が基本になります。具体的には、2~3インチのワームや6cm前後のハードルアーがおすすめです。大きなルアーでも反応しますが、小型のルアーを使用することで釣果を伸ばす事が可能です。


タックルの条件

川スモールマウスバスのタックルには以下の特性が必要です:

・流れやハードカバーに適応した太いライン
・強引な川スモールに対応する力強さ
・3インチのワームや小型ルアーに適したバランスの良いタックル。


タックル


強めのベイトフィネス

やや強めのMLパワー以上のベイトフィネスロッドは、川スモール釣りに最適です。これは軽量ルアーの使用に適しており、強い引きの川スモールにも対応できるパワーを持っています。ライトバーサタイルのMLやMのロッドも使用可能ですが、ベイトフィネス対応モデルが軽量ルアーに特化した性能を持っているため、より適しています。


ロッド・リール

川スモールマウスバス釣りに最も高性能なベイトロッドは、ダイワの「19ウェアウルフ」と「ファイアウルフ」です。これらは感度とパワーに優れたハイエンドモデルで、ベイトフィネスに適していますが、価格が高いという欠点があります。コストパフォーマンスを考慮すると、2020年に登場した「ダイワ リベリオン661MLRB, 662MLRB」がおすすめ。このロッドは軽量リグに適しており、強い流れの中でも高いパフォーマンスを発揮します。リールとしては、軽量ルアーに対応し、太めのラインも十分に巻ける「ダイワ CT SVシリーズ」が最適。特に、ハイギアモデルは川スモールの速い動きに対応できます。


ストロングベイトフィネス

大きなフィールドでの釣りには「シマノ エクスプライド 172ML+-BFS」が適しています。このアメリカンテイストのベイトフィネスモデルは、通常の日本のフィネスよりもパワフルで、長いレングスが特徴です。リールとしては、軽量ルアー使用に「アルデバランBFS」が適している一方、太めのラインを用いる際は「アルデバランMGL」がおすすめ。もう少し予算が許せば、「2020 メタニウム」にシャロースプールを追加する選択も良い。これらのリールは川スモールとの戦いで優れたパフォーマンスを発揮します。


ライン(種類・太さ)

浅瀬やオープンエリアでは8lbのラインが最適です。カバーが多い場所では10lb以上のラインがおすすめです。特に過酷な条件では12〜14lbが良いでしょう。フロロカーボンラインは風や流れの影響を受けにくく、ボトムでの誘導が容易であるためおすすめです。トップウォーター使用時やナチュラルなフォールを求める場合には、ナイロンラインがおすすめです。キャストや飛距離の面でも優れています。


スピニングタックル

スモールマウスバスはセンシティブなため、スピニングフィネスのアプローチが効果的です。一方で、ハードカバーエリアでの釣りには、ライトラインではブレイクの危険性があります。フッキング後の川スモールの強引な引きに対処するため、PEラインや8lb以上のナイロンラインを使用すると良いでしょう。スピニングタックルは繊細なルアー操作に適しています。


ロッド・リール

川スモール向けのスピニングタックルはL~MLパワーのロッドが最適です。糸抜けが良いKガイド付きのモデルが理想。MLパワーは引きの強いスモールに適していますが、粘りのあるLパワーロッドでも対応可能です。より繊細なアプローチができる。おすすめロッドは「バンタム 267ML」「バンタム 2610L」「2020 ゾディアス 268L」。リールは2500番台がおすすめです。


フリースタイルタックル

川スモールマウスバスはラージマウスバスと異なり、動きは海の魚に近いと言われることもあります。一部のアングラーはシーバスに似ていると言っています。通常のバス専用タックルではなく、多用途のタックルでの挑戦がおすすめで、シマノの「ワールドシャウラ」や「スコーピオン」のスピニングモデルは、バス専用ロッドよりもパワーがあり、川の強い流れや川スモールとの戦いに適しています。これらのロッドは重めのルアーも扱え、5ピースモデルも選択できるため便利です。


バス釣り対応のソルトロッド

2020年10月にダイワから発売予定の「セブンハーフ」は、フリースタイルロッドに近くおすすめです。このロッドは、引き続ける川スモールのような海水魚にも対応できるソルト用ロッドで、バス釣りにも適しており、新しい釣りの可能性を与えてくれます。


ライン(種類・太さ)

川スモールの釣りにおいて、スピニングタックルを使用する際は強いラインがおすすめです。オープンエリアでの釣りには5~6lbのフロロラインも有効です。ラインの太さを減らすことでルアーのアクションがナチュラルになります。一方で、川スモールの動きは予測以上に激しいことがあるため、十分な太さのラインの使用がおすすめです。特にカバーが多い場所では、PE0.8号以上、特に密集している場所では1.2号以上のラインがおすすめです。リーダーには6~8lb以上、カバーが絡む場面では10~12lb以上が安心できます。専用のショックリーダーや高比重のPEラインもおすすめです。また、8~12lbのナイロンラインも使う場合があるため、2500番台のスピニングリールと組み合わせがおすすめです。


ヘビーバサータイル

川スモール用のヘビーロッドとして、ダイワの「スティーズ キングバイパー」は、100gのビッグベイトを扱える強力なパワーを持ち、軽量で高感度なロッドです。5gの底物も扱える汎用性もあります。一方で、スティーズのロッドは高価なため、「ダイワリベリオン 6101MHRB, 6102MHRB」がコスパ的にはおすすめです。これらは、3.5~5gのルアーからビッグベイトまで幅広く扱えます。リールは、「2020 タトゥーラSV TW」がおすすめです。シャロースプールを使用することで、さらにライトなルアーにも対応可能できます。





【スモールマウスバス】が釣れる場所(ポイント)【全国(都道府県別)】


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メーカー
OSP,Inc.(オーエスピー)
EVERGREEN(エバーグリーン インターナショナル)
Megabass(メガバス)
JACKALL(ジャッカル)
Gary YAMAMOTO(ゲーリーヤマモト)
deps(デプス)
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D.STYLE(ディースタイル)
NORIES(ノリーズ)


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JACKALL(ジャッカル)
Gary YAMAMOTO(ゲーリーヤマモト)
deps(デプス)
GAN CRAFT(ガンクラフト)
D.STYLE(ディースタイル)
NORIES(ノリーズ)


知識
種類
サイズ
カラー


まとめ

川スモールマウスバスには繊細で丁寧なアプローチが効果的であるため、細いラインを使用すると、ルアーの動きが向上し、魚にとってアピールが強まります。一方で、川の強い流れやハードカバーの存在を考慮すると、ラインブレイクを防ぐための適切な強度のラインを選ぶことが必要になります。特に強い流れの中では太めのラインでも問題なく魚が釣れる可能性が高いため、フィィールドの状況や条件に合わせて、安全なラインタックル選定が必要になります。