【バス釣り】【入門書】人気おすすめ【ランキング】

「釣りが上手くなりたければ、1つのルアーを使い込め」などという格言は時々耳にする。なるほど、魚釣りにおいて自身の体験に勝る学びは無いということには同意できる。しかし、今日の日本の厳しいバス釣り環境を考えたときに、例えば土日休みで関東地方に住まうバス釣り入門者が1年間繁く釣り場に立ち、オカッパリでウエイト違いのスピナーベイトだけ投げてランガンしたとして、どのくらいのバスと出会えるだろうか。その過程でキャスティングは上達するかもしれないが、果たして1年で「スピナーベイトはこのような状況で使うべきルアーだ」と帰納的推論ができるほどの個体数のバスを釣り上げられるだろうか。あるいは、帰納的推論ができるようになるまでの経済/時間/肉体/精神的コストからして、バス釣りそのものを投げ出したくなるかもわからない。そんな人達への近道が本書であると思う。本書では様々なタイプのルアーについて、「どのような状況で使うのか」「同タイプのルアー間の使い分け」などについて著者の経験に基づいて詳しく論じられており、紹介されるルアーについてもスポンサーがいるプロアングラーにありがちなメーカー縛りがない。この本はルアー選びにテーマを絞っているため、まずはより巨視的な考え方を説いている同著者の『ある日突然バス釣りが上手くなる』から先に学ぶべきだとは思うが、この本を繰り返し読んである程度内容を理解できたと思ったら、こちらも手に取ってみると良いだろう。

「適材適所のルアーセレクト」というタイトル通りの内容の本。こういう場所だからこのルアーを使う、これは使うと根掛かりの可能性がそこでは高まるから使わない・・・の様な説明が盛り込まれています。理屈で説明している為とても頭に入りやすく実践にも当然活かせます。何となくルアーを選んで投げている人には目からウロコの本になると思います。春夏秋冬に合わせて揃えるべきルアーも理屈をつけて紹介されており、改めて「バス釣りの奥の深さ」を感じさせてくれる良本でした。

青木さんの貴重な意見が詰まった勉強になる本です。ライトリグを多く使用されているイメージがあるのですが、そういったところの考え方など勉強になります。個人的にもうワンステップ新しいことを知りたい時期であった為、青木さんの流派をあまり知らなかったので、吸収することばかりで僕には楽しく読めました。

白黒に青の差し色で全体に薄暗く読み辛い。せっかくの写真も暗く残念。最近出た伊藤巧さんの著書はフルカラーで明るく読み易かったのだが。氏最後の単行本との事なのでバシッときめて欲しかった。
それにつけても戦術やプロモーションばかりでなく競技志向でもない、対人ではなく対魚の田辺氏の釣りは面白い。
今までのまとめ的内容だが充実しておりファンなら買って損は無い一冊と思います。

良い

あらためて釣りをしようという思いになりました。田辺さんは人生の師だと思います。

O.S.Pの動画を視聴し、著者は非常に論理的な話し方をする人物だと感じたので、バスフィッシングの技術論についても科学的なアプローチから論じているのではないかと考え購入。その内容は私の期待を裏切らないものだった。同書には、初心者や釣行時間が十分に確保できないアングラーにも実践することが可能な心掛けや、著者の今日までの膨大な釣行経験から帰納したアイデアが惜しみなく記されている。生意気にも私がその中身を端的に説明するのであれば、「バスは我々が考えているよりも賢い魚である。ならば、我々は彼らの思考の裏をかくべきだ」というところだろうか。まさに「兵法書」と呼ぶに相応しい内容だと私は感じた。20～30年前と比較してバスの個体数が減少し、ハイプレッシャーなフィールドが増えたとされる現代。そんな中でもより良い釣果を追い求め、そのための努力を怠らない情熱的な陸っぱりアングラーに是非お勧めしたい一冊だ。
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ブラックバス釣りの中でも岸釣りをフォーカスした貴重な内容。ステインからマッディウォーターを釣る上で、必要な知識が広く良くまとまっている。クリアウォーターの岸釣りでは、他の本が良いか。

どんな分野に事柄であっても、その道を極めた人…の頭の中を少しでも覗けるのはとても素晴らしい事だと思う。自身共感することと感心する事だらけで、この内容の全てを理解出来たわけではないけれど、関東屈指のハイプレッシャーフィールドに今年6回趣き良型を含め9匹GET出来た事は、自身の技術面の上達と言うよりかは“取り組む姿勢”が変わった事だと確信出来たので、悩めるそこの“子羊”達には、是非ともこの書籍を手に取って考えてみる事をお勧めする。

まず、冒頭で北プロが鳴らしている警鐘が痛快です。Top50やオールスタークラシックといった場で、巻物で釣り勝つ人の思考は驚くほどシンプルです。書かれていることについては、一見「そんなの当たり前じゃん」と思いがちですけどね。当たり前なことをキッチリこなし、コンペティションに勝てる北プロは本当にスゴいと思います。この手の書籍にありがちな「ルアー」じゃなくて「思考」にフォーカスを当てたのは、本当に画期的だと思いますよ。

トッププロはこんな思考法でルアーを選んでいたのかと、新しい視点を教えて頂きました。興味ある話に一気に読み進み、読書後は目から鱗が落ちる気がしました。今迄は好きなルアー、以前に釣れたルアーを中心に、過去の経験やメディアから得た情報で、何となく「こんな時はこんな感じ」と使っていました。しかし、サラリーマンは時間が制限されており、全てのルアーを状況別に「釣れる・釣れない」の評価付けを行うことなど出来ません。この本に記載されている「水の硬さ」と「ルアーの強さ」で、『今このルアーを使うべき理由を探す』という考え方は画期的です。新しい思考法を知ることで、間違いなくルアー釣りが面白くなると思います。ただ魚を得る為だけなら、魚屋で買ってくればいい。ルアーで魚を効率的に得るための理論構築をしたい人には、必読書だと思います。

色んな事を想像しながら、状況を想定して釣りたいルアーをボックスに入れてフィールドに向かうのですが、釣れない状況に陥ると、どうすれば良いか分からなくなり、その場でルアー選定に迷い、結局普段実績のあるライトリグでなんとなくやりきってパラっとつれるかボーズで終わるかという極端な状況になり、次回の釣りに発展させることができず、なぁなぁな感じだったものが、この本で一つ道が切り開かれた気がして、実践してみたくなりました。北さんが書かれている、水質理論と糸電話の例えはルアー選定やアプローチをする上で非常に参考になりました。