月の引力によって、潮の満ち引きがあることは一般的に良く知られています。ポイントによって、上げ潮の時が良い場合、干潮の場合にしか釣りにならないポイント等、下げ潮の時に良く釣れるポイント等、ポイントによっても釣果に繋がりやすい潮が異なります。今回は、一般的な潮の知識についてご紹介させて頂きます。
目次
上げ潮の時
上げ潮の時は、沖からベイトになるアジ、イワシなどの小魚が岸際に寄せられます。このベイトを追って大型の魚も岸際に接岸します。特に潮位の変動が大きい大潮の日は、潮が大きく動くため良いとされています。潮汐表、潮見表、タイドグラフで満潮となる時間帯を確認して、上げ7分の時間帯になる少し前にポイントに入るのがおすすめです。
引き潮の時
一般的に下げ3分が良いとされています。下げ潮で潮が動く時、大型のフィッシュイータは活性が上がり、活発に餌を捕食する時合(じあい)となることが良くあります。これは、上げ潮で岸際に寄せられたベイトが引き潮により沖に流される事があり、そのベイトを流れの下流側で待ち受けて捕食するためと考えられています。
干潮の時
潮が止まると潮の流れも無くなりあまり釣果を期待できなくなります。
場所(ポイント)と潮
一般的に釣れる潮は上げ3分下げ7分と言われていますがこれはあくまで一般的な話です。潮の満ち引きでは、潮が流れるため魚の活性が上がる事は良く知られています。釣ってる場所(ポイント)、魚種等によりその最適点は異なると考えられています。
陸っぱりの場合
陸っぱりからの場合は、釣ってる場所(ポイント)の条件により異なると考えています。
外洋に面した場所
外洋に面した場所は、潮を遮るものが無いため潮の動きがリアルタイム反映されます。従ってタイドグラフに比例した潮の動きになります。
外洋に面してない堤防等
外洋に面していない堤防などの障害物がある場合、障害物が抵抗になり潮がタイドグラフより少し遅れて動きます。また、障害物があるため、潮の流れも遅くなる傾向があるため最適点が変わります。
河川
河川では、海からの距離が遠くなることと、河口からの距離により潮の流れの抵抗が大きくなるため、タイドグラフに対して大きく遅れる場合があります。
外洋
外洋では、潮を遮る障害物等が無いため比較的リアルタイムに潮が動きます。
魚種
潮の流れと魚種は釣果に関係あると考えられています。根魚の様に、比較的同じ場所で過ごす魚は、潮の満ち引きの影響を受けにくいと考えられています。一方で、青物の様な回遊魚は、常に泳ぎ周り移動するため潮の影響が大きく釣果に関係すると考えられています。
根魚等の居付き系の魚
根魚は潮の流れにあまり関係なく釣れる魚であると言われています。ただ、流れていな場合に比べると流れている場合の方が釣れる確率が高いため、潮の影響を考慮すると効率的に釣果を上げる事が可能になります。
回遊魚
青物に代表される回遊魚は、潮の影響で大きく釣果が変わります。
まとめ
いかがでしたか。今回は潮の上げ下げ、釣る場所(ポイント)による潮の上げ下げの影響の違い、魚種毎の潮の流れによる釣果等について解説させて頂きました。