早春の3月は、1年を通して最もデカバスが釣りやすい時期です。今回は、3月にデカバスが釣れる理由、釣る方法、時間、場所、ルアー等についてご紹介させて頂きます。
目次
3月のバス
3月は越冬を終えたバスが動きはじめる時期です。この時期の水温はまだ1桁ですが、越冬が終わるのは体力のあるデカバスからです。スポーニング(産卵)のピークは、概ねGWの大潮になります。スポーニング(産卵)前には、オスがスポーニングベッド(産卵巣)を作りメスを待ちます。デカバスは、そのフィールドで最も良い場所を一番初めに陣取ります。この期間が1週間程度あります。その1ヵ月~1ヵ月半前頃から活発に餌を捕食しはじめます。スポーニング(産卵)する時は、オスもメスも数週間餌を食べることができないため、スポーニング(産卵)前に餌を大量に捕食し、スポーニング(産卵)のための体力を蓄えます。スポーニング(産卵)のピークから1週間のペアリング期間、活発に捕食する期間が1ヵ月程度と仮定すると3月中旬頃からデカバスが釣れる可能性が高くなります。
デカバスを狙うなら3月
この時期活発に捕食するのは、体力のあるデカバスで、子バスはまだ越冬中の場合が多く、釣れる場合はデカバスになります。早春はデカバスの動きもまだまだ鈍いため、釣れるサイズは大きいものの、数釣りは難しく1匹釣れればラッキーというイメージです。春に釣れるバスのサイズは3月中旬頃が最もデカバスの確立が高く50cmUPも釣れます。4月に入るとサイズが徐々に落ち40cmUPがメインになります。その後、水温の上昇と共に、デカバスからスポーニング(産卵)になるため、釣れるサイズは30cmUPがメインになり、スポーニング時期頃には、20cmくらいのバスの動きも活発になり子バスも釣れる様になります。従って、デカバスを釣りたいと思っている場合は、人間は寒いと感じる3月下旬から4月上旬くらいが最もおすすめです。
場所
デカバスは、3月中旬頃から4月上旬程度の時期は、越冬したディープ(深場)とベイトが集まるシャロー(浅場)を行き来します。水温が上がればシャロー(浅場)でベイトを捕食し、水温が下がるとディープ(深場)に戻ります。バスがディープ(深場)とシャロー(浅場)を行き来する場所は、概ね1年を通して同じ場所です。従って、ディープ(深場)から上がって捕食をしようとしているデカバスの回遊を待つ様な戦略がおすすめです。
ディープ(深場)とシャロー(浅場)を最短で繋ぐコースは釣れる可能性が高い
春にデカバスがディープ(深場)からシャロー(浅場)に移動するコースは、ディープ(深場)からシャロー(浅場)までの距離が最短になる様な場所です。例えば、岬の先端のかけ上がり等は、有望で、デカバスが釣れる実績の高い場所です。
水温が安定しているシャロー(浅場)とディープ(深場)が近い場所
水温が安定するシャロー(浅場)は、早春にベイトが集まりやすい場所です。シャロー(浅場)から急激に水深が落ちるかけ上がりがある場所は有望ポイントです。夏、秋にベイトが溜まりやすいシャロー(浅場)を知っている場合は、そのシャロー(浅場)から最短でディープ(深場)に繋がる様な場所の周辺はデカバスが釣れる確率があがります。
太陽光を最も長い時間受ける北西のバンク
北西のバンクは、一日のうちで太陽光を最も長く受けるポイントです。特に、黒土や赤土のバンクは太陽光を吸収しやすく、周囲の水よりも水温が高くなりやすい傾向があります。これらのエリアではバスがスポーニングをはじめる場所になりやすい場所は、水温上昇が早いため早春にバスが入ってくる可能性が高い場所です。
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時間
時合になりやすいのは、夕マズメの時間です。水温上昇が著しく上昇した日の夕マズメの暗くなる寸前の数十分間程度にバイトが集中する時があります。一日の中で最も水温が高く、バスの警戒心が薄れる少し暗くなりはじめた時間がおすすめです。一日中釣りをしても効率がわるいため、地合いになりそうな天候を見極めて釣行すると、効率よくデカバスを釣ることができます。
大潮(満月)の雨
大潮(満月)の夜はデカバスがスクールになって捕食する事は良く知られています。この時期でも、大潮(満月)は地合いになり易く、更に雨等が降るとデカバスが入れ食いになる事があります。一年を通して実績が高い場所等は、特にその可能性が高くなります。
ルアー
早春の2月下旬~2月上旬は、バスの動きも鈍く、水温上昇と共にその活性も徐々に上がってきます。早春の初期は、特にスローを意識したルアーがおすすめです。スイムジグ、スイムベイトはこの時期最もおすすめのルアーです。3月中旬以降、水温上昇が確認できたら、少し早めのルアーにも反応が良くなります。
スイムジグ
近年は、早春のアイテムとして多くのアングラーが使用する様になりました。スイムジグに少しボリュームのあるシャッドテールワームをトレーラーに付けるセッティングは、全国的におすすめのルアーです。
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スイムベイト
スイムジグ同様、スローにバスを誘う事ができ、ボリュームも大きいため、デカバス狙いにはおすすめのルアーです。
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ミノー
ミノーを使用する場合は、必ず中層でポーズを入れて使用します。中層でサスペンドし食わせの間を与えることができる少し大きめのミノーがおすすめです。大きめのミノーは、エリアが絞り切れない場合も、広範囲を効率よく探る事ができるため有利です。サイドステップ(エバーグリーン)、フェイス(エバーグリーン)、ワンテン(メガバス)は特におすすめです。
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シャッドテールワーム
シャッドテールワームもスイムジグ、スイムベイト同様有効なルアーです。ネイルリグでレンジを刻みながらスローに広範囲を探る事ができるためおすすめです。ドライブシャッド(OSP)等がおすすめです。
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スピナーベイト
根掛も少なくストラクチャーもタイトに攻められ広範囲を探る事ができるスピナーベイトは、この時期最もおすすめのルアーです。ハイピッチャー(OSP)、クリスタルS(ノリーズ)等がおすすめです。バスの活性が高い時はおすすめのルアーです。
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ビックベイト
ビックベイトへの反応も良いためおすすめです。ハードルアーでは、ジョインテッドクロー(ガンクラフト)、スイムベイトでは、ダンクル(ジャッカル)等がおすすめです。
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トラウターが目の前で50cmUPをスプーンで連発
過去、この時期にトラウトを狙ってるアングラーがスプーンでデカバスを連発したことを見たことがあります。トラウターは、ディープ隣接の岬周辺でスプーンを投げていると、ピックアップ寸前の岸から3m程度のところでバスが下から食いあげてきました。スプーンのウェイトは、比較的重く、7g程度でした。何度も食ったパターンは同じピックアップ寸前のバイトでした。広範囲を探れ、レンジも細かく刻むことができるスプーンはこの時期の有望ルアーになります。バス釣りで一般的に使われる大型でバーチカルに使うタイプではなく、スイミングで安定的に動くトラウト用スプーンのウェイトが重いタイプがおすすめです。
サイズ
デカバスを狙う場合、ルアーサイズは大きめがおすすめです。デカバスは、小さいバスに比べ、動きも鈍く、動きが速いベイトの捕食は苦手です。また、デカバスは、大きめのベイトを捕食する傾向が高く、選んでサイズの大きいベイトを捕食しています。従って、デカバスを狙う場合は、普段より大きめのサイズがおすすすめです。
カラー(色)
食い気のあるデカバスであれば、特にカラー(色)はそこまで気にする必要はありませんが、リアクション的に食わせる場合は、シルバー系のカラーが有効です。また、赤(レッド)はこの時期のカラーとして定番と考えているアングラーも多い様です。
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釣り方(アクション)
ただ巻、ストップ&ゴー、ストップ&ゴー、ジャーク、トゥイッチ等が有効で、食わせの間を与えると良い場合があります。リフト&フォールでリアクションを誘うような釣りも有効です。反応を見ながら一通り試してみてください。
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ポッパー ペンシルベイト スイッシャー バズベイト クローラーベイト(羽モノ) |
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シャロー ミッド ディープ マグナム |
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メタルバイブ |
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ストレート カーリーテール グラブ ホッグ・クロー 虫 ギル シャッドテール リザード ピンテール パドルテール チューブワーム |
【ラージマウスバス】が釣れる場所(ポイント)【全国(都道府県別)】
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ロッド リール ライン |
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まとめ
いかがでしたか。今回は早春の3月にデカバスを釣る方法をご紹介させて頂きました。先ずは、釣行することが重要ですが、寒さに負けそうになる時もあると思いますが、デカバスを釣りたい場合は3月が最もおすすめの時期です。是非、挑戦してみてください。