バス釣り用の偏光サングラスを買う場合に、どのレンズカラーを選んだら良いか分からないという人も多いのではないでしょうか。今回は、バスプロが選ぶ、用途別のレンズカラーについてご紹介させて頂きます。
レンズカラーの選び方
並木 敏成
バスプロ | 偏光サングラス |
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販売サイト とりあえず3つ選ぶとしたら、トゥルービュースポーツ、ラスターオレンジ、ビスタイエローの3つがあれば完璧だね。自分の場合、レンズカラーを途中で変えると目の感覚が変わるから、朝マズメは明るい色を使って7時~8時になったら日中のものに変える。夕方15時~16時になってちょっと暗いなと思ったらまた変えるくらい。だから、レンズカラーは最低でも2つは必要。3つ持っておけば問題ないね。年齢を重ねて見えにくくなってくると、日中でも明るいレンズカラーの方が見やすく感じてくる。これは自分だけじゃなくて、他のアングラーでも同じことを言う人がいるんだ。若い人はトゥービュースポーツなど標準的な濃さでいいんだけど、年取ってきて老眼ぽくなってきたら、ラスターオレンジとかにすると見やすいって人は多いよね。自分はサイトフィッシングのときには昔からブラウン系を好んで使ってきたけど、最近はコントラスト性能だけじゃなく明るさも欲しいと感じていたんだ。そこにピッタリだったのがラスターオレンジ。今、間違いなく使用頻度が一番高いレンズカラー。明めの色だけどスタンプなどのボトムに沈んでいるカバーがはっきりと影が出て見やすいんだ。イエロー系を使うほどじゃない光量のときに、このラスターオレンジは最高のカラーだね。岩とサカナの違いもシルエットで認識できるから、サイトフィッシングでは手放せいないね。このラスターオレンジにミラーを入れたモデルをよく使ってる。ミラーを入れると若干暗くなるけど、日中なら自分はミラー入れたい気分が多いんだ。サイトフィッシングで、少しでも水中の変化を見逃したくないときはミラーじゃないハードマルチコートを使うけど、そこまで求めないときはシルバーミラーのタイプを選ぶかな。 |
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レンズカラー | 用途 |
朝夕の薄暗い時間帯は活性も高いし、小さな変化も見逃したくないから、イーズグリーンやビスタイエローなどのイエロー系をよく使う。トーナメントのスタート時間は結構薄暗いんだけど、その暗さをあまり感じないから安全に移動も出来るし、ストレスなく釣りに集中できてるよ。 | |
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日差しが強くなってきたらラスターオレンジ、トゥルービュースポーツなどの万能系のレンズカラーを選ぶようにしてる。 | |
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サイトフィッシングに拘らないシーズンならナチュラルなトゥルービューもオススメだよ。釣りだけではなく車の運転にも愛用してる。 |
青木 大介
販売サイト ライトグレー/シルバーミラー・イーズグリーン・ライトブラウンの3色の使い分けについて説明していこうと思います。まずライトグレー/シルバーミラーですが、この色は今回の3色の中で僕が最も多用するカラーです。この3つのレンズカラーをローテーションすることで、更に効率よく偏光グラスのポテンシャルを引き出せるでしょう。 |
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レンズカラー | 用途 |
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(裏面マルチコート) |
最適な天候としてはハイライト時、つまり晴天の日など光の量が多い状況下で非常に見えやすく、裸眼に近い状態で水中を目視できるため疲れにくく、丸1日サイトフィッシングしていても目へ負担は非常に少ないですね。 |
(両面マルチコート) |
イーズグリーンですが、この色はライトグレーとは正反対で、光の量が少ない条件下で力を発揮します。天候が悪いローライトコンディションでも、イーズグリーンの色が水中の変化をしっかりと映し出してくれます。さらにイーズグリーンは霞ヶ浦などのマッディーウォーターでも活躍してくれます。水中の様子が観察しにくい水質の中でも、水中に沈んだ障害物などの僅かな変化を発見することが出来ます。 |
(両面マルチコート) |
最後にライトブラウンですが、僕の中の位置づけとしては、ライトグレーとイーズグリーンの間といった位置づけです。つまりオールマイティに対応できるカラーです。僕の場合は場所によって水の色が違う水質の変化が激しい状況下や天候がめまぐるしく変化するようなコンディション下での使用となります。 |
伊豫部 健
販売サイト レンズカラーについてはいろいろ試したけど、「この3色!」というのが自分の中にあって。釣りをするうえで水中の物や輪郭をくっきり見せてほしいから、コントラスト性能を重視してレンズカラーを選ぶようにしている。メインに使うのは17年前に衝撃を受けた『アクションコパー』。そこに『トゥルービュースポーツ』と『ラスターオレンジ』を天候で使い分ける。それぞれが得意とする照度がちゃんとあって、自分が必要とするコントラスト性能を発揮してくれるから、どれもハズせない。 |
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レンズカラー | 用途 |
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天候でいうと晴天時は『アクションコパー』と『トゥルービュースポーツ』 | |
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雨天や曇天、朝夕のマヅメ時のような暗い場面では『ラスターオレンジ』 |
奥村 和正
販売サイト バスが、ボトムの変化にプラス要素が重なった場所を好むのは周知の事実。さらにモンスター級ともなれば、季節感のズレなども考慮しながら、一つでも多くのプラス要素が絡む場所を探し当てることから始まる。そのためには、可能な限り深くまで水中を目視できるレンズは、まず必須条件と言っていい。この目から得た情報をベースに、プラス要素をルアートレースという手の感触でさらに突き詰めていく。ここが絞り込めれば、後は喰わせるルアーセレクトとタイミングを経験から引き出す。これが一連のプロセス。もちろんパターンは数え切れないほどあるが、重要なのは、そのプロセスで自分が選んだすべてに確信を持てるかどうか。 |
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レンズカラー | 用途 |
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メインに使うのはトゥルービュースポーツ。水質変化も見れるグレー系の視界にストラクチャーの変化やチェイスが見えるので信頼性は抜群に高い。 | |
アーシー ブラウン |
濃い茶色のアーシーブラウンは強い日射しのなか、距離を置いて狙う際に多用している。 |
大森 貴洋
販売サイト |
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レンズカラー | 用途 |
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(両面マルチコート) |
比較的暗い時、朝、雨、春 |
(両面マルチコート) |
日中(午前10時くらいから) |
(両面マルチコート) |
光が強い時 |
(裏面マルチコート) |
光が強い時 |
一押しのレンズカラー
バスプロ | レンズカラー |
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解説 ラスターオレンジはTALEXのなかでは比較的新しいカラーで、これと出会う前は、ハイライト用のアクションコパーとローライト用のイーズグリーンを使い分けていたんだよ。ところが、朝イーズグリーンを掛けたあと、そのまま晴れの日中も通しちゃったりすることがあった。頭では使い分けたほうがよく見えるというのがわかってるんだけど、やっぱり釣りをしてると夢中になっちゃって、アクションコパーに掛け替えるのを忘れてしまう。そんな感じだったのが、このラスターオレンジと出会ったことで、掛け替えが不要になった。「明るいブラウン系」といえばわかりやすいかな。ローライトでも暗く感じないし、ハイライトで眩しく感じることもない。屋外だとオレンジっぽい感じもまったくなくて、すごくナチュラルに見せてくれるんだ。つまり俺にとってラスターオレンジは、全時間帯・全天候型のカラーってこと。ただし、俺は本当に満足してるけど、これは誰にでも当てはまるわけじゃない。見え方は人それぞれだから、いろいろ試して自分に合ったカラーを探してほしい。 |
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解説 瞳の色素が薄めな自分は、ハイライト用のトゥルービュースポーツとローライト用のラスターオレンジも使ってるんだけど、軸となるのはやっぱりこのアクションコパー。釣りをするうえでは水中の物や魚の輪郭をくっきり見たいから、レンズカラーを選ぶときに重視してるのはコントラスト機能。それがとくに優れている代表色がアクションコパーだと思う。視界の隅っこの「何か」にまで気づかせてくれる、ホント頼りになるカラーなんだよね。はじめに「瞳の色素が薄めな俺は」と前置きしたように、人の目は人種や個人によってだいぶ違う。見え方は「瞳の色と濃さ+レンズの色と濃さ」で決まってくるから、試着して、自分の目に合うカラーを知ったうえで買うのがベストだね。最後にTALEXレンズの性能を活かすためのアドバイス……、というかホントこれだけは頼む!ってお願いがあります。それは、キャップでもサンバイザーでもいいから、ツバ付きのモノを被ってほしいってこと。ツバがあるのとないのとじゃ見え方に雲泥の差が出る。安全面でも釣果の面でも、偏光グラスとキャップは必ずセットで使ってくださいネ! |
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解説 僕はTALEXのトゥルービュースポーツを使って20年になるので、人生の半分くらいはこのレンズ越しに世界を見てきたことになります。カメラをやってる人ならわかると思うんですけど、ニンゲンの目にもオートでホワイトバランスを補正する機能が付いていて、トゥルービュースポーツは、その補正の範囲内でナチュラルに見せてくれる。けど、ちょっとブラウンが入ってることで、ウイード(緑)の上に乗ってるバス(緑)とかもコントラストを利かせて見せてくれます。それともう1色気に入っているのがライトスポーツ( 次元製品ラインナップ)。このカラーはローライトのときとか、オーバーハングの内側を見ることが多いリザーバーですごくイイ。ナチュラルな見え方でいて、感覚的には裸眼より明るく感じるくらい。雨だろうが、朝夕のマヅメだろうが、なんなら夜でも掛けていられます。フレームは2タイプ。試合のときは8カーブで顔にピタッとフィットして視界にフレームが入ってこないペインテンス、ガイドや普段使いでは6カーブでウエリントンタイプのヴェリファインです。ペインテンスは釣具としての性能の高さゆえに、これだけ掛けてると偏光焼けのあとがめちゃくっきり付いちゃうんですよ。 |
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解説 イーズグリーンは、基本的には比較的ローライトなときのほうが見やすいカラーとされてますよね。けどまぁ、じゃあ日中は使いモノにならないかといえばそんなことはまったくなくて、薄く雲がかかってたり、晴天でも見るのがオーバーハングの奥だったりしたら、僕はこれで一日イケちゃいますね。日が長い時期に朝からビッカビカに晴れてたら、スーパーライトグレーとかライトグレー・シルバーミラーを掛けて、途中からよほど日照条件が変わったりしないかぎりは、やっぱりそのまま一日通すことが多いです。状況に合ったレンズカラーのほうが見やすいのは間違いないんですけど、それはイチ場面を切り取った話だと思うんです。たとえばエリアを移動して違うレンズカラーに掛け替えたら、水の色や水質の微妙な違いに気づきにくくなる。朝入ったエリアに昼に入り直したとして、朝と昼とでレンズカラーが違っていたら、状況が同じでも変わっていても、そもそも見え方が違ってしまっている。レンズカラーは、日照条件や釣り場のタイプに対応できるように2、3色持っておいて、今日はコレかな?というくらいアバウトに使い分けるのがじつは実戦的だと思います。 |
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解説 TALEXレンズは小学生の高学年のころから使っています。おこづかいを貯めて買った中古のサイトマスターを初めて掛けたとき、あまりの見やすさに感動したのを覚えています。天候に合わせてスーパーライトブラウンとイーズグリーンを併用していた時期もありましたが、見え方に変化が生じるのが嫌だったので、いまはイーズグリーン一本に絞っています。TALEXにはブラウンやコパーのようにコントラスト性能の高いカラーもありますが、僕はどちらかというとイーズグリーンのような自然な見え方のカラーが好みで、長時間ストレスなく着用することができます。それにイーズグリーンは、マヅメなどのローライト時にも使えることはもちろん、明るいカラーであるにもかかわらず偏光度が90%と高く、日中でも水面の反射をしっかりとカットしてくれます。昨年の6月に河口湖でTALEXのすべてのレンズカラーを試してみたのですが、僕の目に合っているのか、やはりイーズグリーンやエアリーグリーンなどのグリーン系のカラーが水中が最もクリアに見えました。レンズの性能を最大限引き出すため、使用する際は専用のスプレーやクロスを使ってこまめにレンズを拭くように心がけています。 |
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【ラージマウスバス】が釣れる場所(ポイント)【全国(都道府県別)】
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まとめ
いかがでしたか。今回は、バスプロがどの様な偏光サングラスのカラーを選び、使い分けているかについてご紹介させて頂きました。是非、参考にしてみてください。